【登山】登り納めの奥多摩・御前山
ブログをご覧いただきありがとうございます!
またまた昨年の登山記になりますが、12月末に登った奥多摩・御前山の事を書こうと思います。
昨年の登山記はこれで最後になりますので
是非お付き合い頂ければと思います。
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御前山へ
久々に登山へ出掛けた御岳山~日の出山が10月末、体力の衰え具合を考慮して登った大岳山が12月初旬。
色々と大変な情勢でせっかく始めた登山にも行けずにあっという間に12月も末。
年が明けてしまう前にもう一つどこか登りたいな、と考えていました。
丹沢の塔ノ岳、奥多摩の棒ノ折山、川苔山と候補はあったのですが、奥多摩三山の一角というネームバリューに惹かれ御前山に行くことにしました。
標高は1405mです。
過去記事はコチラ
今回の行程
境橋バス停→体験の森→湧水の広場→御前山山頂→惣岳山山頂→指沢山山頂→奥多摩湖
を計画。コースタイムはとある雑誌に5時間と記載がありました。
前回の登山で大幅に行程が遅れてしまった事を反省し
16時を目途に下りる事が出来る山で、出来る限りコースタイム通りに歩こう、が目標でした。(ただし無理はしない)
当日の天気は少し曇りがちな晴れ、最高気温は9℃と比較的暖かく良い条件でした。
今回の動画
いつものように山行のダイジェストを動画にまとめました。
今回はポイント毎に時間を表示させてみたり、随所でコメントを入れております。
文字の補足として、お時間のある時に是非ご覧いただければ幸いです。
JR奥多摩駅からバスで境橋バス停へ
いつも通り4時半頃に起床、電車に揺られて約2時間半で奥多摩駅までやってきました。
下調べの時刻表ではJR奥多摩駅到着からバス出発までのスパンがかなり早く
実際電車を降りるなりスタートダッシュする方もちらほら…
私たちの乗る予定のバスは電車到着から5分の猶予がありましたが
バス停は改札を出て目の前にあり、十分に間に合いました。
しかし、たまたまかもしれませんが時刻表通りには出発せず2~3分程遅れて出発しました。
電車到着とバス出発のスパンが短いための配慮かしら…
電車に揺られ約7分程で境橋バス停に到着します。
その名の通り境橋のバス停なので橋の上にバス停がありました。
バスを降りて渓谷がすぐ目に入るのは圧巻でした。
境橋バス停スタート~体験の森入口まで
yamapを起動しいざ出発。
今もまだ使われているのでしょうか?古びた高架のようなものが…あれ…?
いきなり道間違えてるゥ!!!
登山道への道は境橋でバスを降りて左手(バスで来た方向)で、「体験の森入口」という看板があります。
マップがあれば普通は間違えないのでしょうが…(笑
気を取り直して再度出発。
ちょっと舗装路を歩いてすぐに登山道に入る予定だったのですが、
どうやら途中で橋が崩落しているようで登山道には入れず体験の森まで舗装路を歩くことに。
若干イロハ坂のようになっている林道を抜け、一瞬民家群が出現し、また林道に。
ずっと登りですが勾配は緩く
あれ、山歩いてるんだよね?と一瞬疑う道をぐんぐん登っていきます。
暫くすると栃寄大滝が出現し、少しだけ歩くとすぐ体験の森入口が。
境橋からここまで4.7km程歩いていました。(yamapの記録上です。)
体験の森入口からは登山道と舗装路に分岐
体験の森入口からは登山道と舗装路に分岐していました。
舗装路自体は登山道と並走しているのでそちらを歩いても良かったのですが、山っぽさを求めて登山道を選択。
わさび田の広場ちょっと前で舗装路と合流。
登山道と舗装路どちらでも選択できるのですが
見た感じ登山道が分かりにくかったため舗装路でわさび田の広場まで歩きました。
そこからほんのちょっと歩いてカツラの道に入ります。
カツラの道から湧水の広場まで
カツラの道からは本格的な登山道になりました。
写真では分かりづらいですが、それなりに角度があり斜面をジグザグに登っていきました。
入口から暫く上ると、立派なカツラの木が見えてきます。
写真中央の大木がカツラの木で、看板もあります。
やや急な坂道をずんずん登っていくと途中、木々の間から鷹ノ巣山や六ッ石山が見え始めます。カラマツの広場はもう少しです。
カラマツの広場に寄って少し休憩しました。
東屋がありますがトイレはないです。
木々に遮られて展望は良くありませんが途中休憩にはとてもよいタイミング。
ダラダラもしていられないので結構すぐに出発しました。
ここからも少し急な坂道をジグザグに進んでいきます。
湧水の広場までは30分程かかりますが、体感であっという間でした。
湧水の広場に到着。
木々が少しまばらに生えておりカラマツの広場より少しだけ展望が良かったです。
湧水の広場とありますが、特になにかが湧いているわけでもなく…
しかし後から調べてみると、水は細いものの湧き水があるそうです。
ゴメンよ湧水の広場…
避難小屋を経て御前山山頂へ
湧水の広場では特に休憩する事なく進みました。
写真や動画を撮っている時間に足を休めているのですが…(笑
六ッ石山方面に背を向けて進む代わり、東側が開けた道を歩くことになるので
前回登った大岳山や鋸山が見えます。
鋸山から御前山に縦走出来るルートもあるそうなのですが、なかなか上り下りがありそうな気配…いずれ挑戦したいものです。
ルートには比較的なだらかな道と階段が出現します。
登山道途中にある階段は段差がキツめなのでどうも苦手です^^;
湧水の広場から約20分で避難小屋に到着。
今回のルート上で最後のトイレになります。山頂付近、惣岳山方面にトイレはありません。
そういえばこの辺りでやっと人とすれ違いましたし、後ろから来た人に追い越されました。
ここまでずっと人と会わなかったのか…
標高が上がってきて寒いなーと思ってたら霜柱が出現しました。
避難小屋を越えると山頂までおよそ15分程。
とは言ったものの、約300mの距離で70m程登ります。
そのほとんどが木で補強された階段です。
御前山山頂到達
山頂碑は縦構図で。
標高1405m、御前山山頂に到達しました。
とある雑誌で展望は期待できないと書いていたのですが…
山頂の展望を良くするためなのか、木々が切られて鷹ノ巣山、六ッ石山方面がとても良く見えます。
雲取山が見えるかなーと思ったら更に奥にあるそうで、本来2020年夏に計画していた雲取山テント泊がいかに骨の折れるものか想像すると…
ともあれ奥多摩の山々の位置関係が一望出来るのでとてもよい展望だと思いました。
さて、お昼ご飯のターンです。
新しいクッカーでお昼ご飯
お昼ご飯は棒ラーメンとチキンバー。タンパク質大事。
ずっとラージメスティンを使っていたのですが
大きくてお湯を沸かすだけに使うには手に余る存在だったので新しくクッカーを購入しました。
primsのトレックケトル&パンです。
蓋がフライパンになる1度で2度おいしいやつです。
今回はプロテインバーをフライパンで焼いてチャーシューがわりにラーメンに乗せて頂きます。
そして出来たラーメンがこちら。
やばい、映えなすぎる。。。
このクッカー使用時のお写真をお手本にしてうまく撮れるようになろう。。。
それなりに寒い山頂では暖かい汁物は非常に沁みました…
当然汁まで完食。
食後は前回同様、電車内で飲み切らなかったレモンティーを温めて一息。
暖かいものダブルコンボで冷めた体が癒されます。
これもこれから定番になりそう。
御前山山頂出発~指沢山まで
たっぷり休憩をとって下山を開始します。
歩き始めてすぐ山頂碑から少し外れたところに展望台があった事に気付きました。
なんと富士山が。
なんだ、ホントに展望いいじゃないですか、御前山さん。
晴れていれば尚良かったなぁ…でも富士山を拝めただけ良しとしましょう!
惣岳山まではあっという間で、ちょっと下ってちょっと登って到着。
距離にすると600m程度だそうです。
しかしさすがは奥多摩三山に数えられる御前山。
ここからが下りの3段重ねです。
惣岳山から指沢山までは時折岩のある下りになりますが
基本的にこの時期は落ち葉があるので、
もともと下地になっている砂も相まって非常い滑りやすい状態でした。
更に基本的にほぼ下り、ときどき平坦という構成であるうえ
下りの勾配が結構キツかったです。
この勾配感、写真や動画だと分かりづらいんですよね^^;
ですので下りと平坦の写真を張り付けてみました。
こうみると結構分かる…かな??
この辺りから徐々に雲が取れてきました。
岩が出てきたり、更に急な斜面を下ったり。
とにかく急斜面が多い大ブナ尾根。
友人の膝の状態を考慮して無理せずゆっくり下っていきます。
いい感じに日が傾き始めます。
徐々に緑が増え始めると指沢山はもうすぐ。
私が湖好きというのもあるのですが、
指沢山の展望は最高すぎてこのために登ってもいいくらいの勢い。
しかし日が傾いてきており、気温も低くなってきたのでそそくさと下山…名残惜しい…
指沢山から奥多摩湖まで
指沢山からは更に下っていきます。
山行の高度グラフだと奥多摩湖までの距離の丁度半分くらいを境に斜度が変わるようです。
指沢山の標高が940m、奥多摩湖は526m。
約1.5kmの距離で400m程下りる事になります。
最初の800mで200m下がり、後半600mで200m下がるという下りの追い込み具合が半端ないです。
徐々に日が落ち始めます。
写真は一旦平坦になるハーフタイムエリアです。
実はこの先に滑落事故多しという注意書きが木に張り付けられてました。
その先は更に急斜面でした。
斜面を下から見た図ですが、
奥多摩方面から登るとこれを登らねばならないのか…
というか、山頂に人は多かったけど私たちが来たルートから人があまり来なかったという事はこちらから登ってくる方の方が多いという事ですね。
たまたまでしょうか、それとも皆様健脚でいらっしゃるのか…いつか私たちも挑戦してみたいです。
(奥多摩湖出発の御前山~大岳山~御岳山のフラグを立ててしまった感)
一気に下ると奥多摩湖を一望出来る展望台との分岐が出てきました。
バス停と書かれた方を下りるとすぐに奥多摩湖の小河内ダムに出ます。
小河内ダムは一般車が通れないのかとても平和で
家族連れの小さいお子さんが自転車の練習をしていました。
バスを待っている間に日が暮れてしまいました。
まとめ
最初からそれなりの距離の舗装路を歩き、いわゆる平坦区間はあまりなく
登り始めると急勾配、下り始めても急勾配(しかも落ち葉と砂で滑りやすい)
という竹を割ったような山行になった御前山登山。
カタクリが咲く春のピーク時は登山客が多くなるそうですが、
今回は年の瀬の平日という事もありかなり人は少なかった…というか
私たちの登って来たルートからは殆ど人が来なかったレベル^^;
奥多摩駅で同じ電車から下車した人々もどこかの山に登っているのでしょう。
さて、個人的には御前山、とても好きです。
日当たりの良い尾根道をゆっくりと歩くのも好きですが、
登るとこは登る、下るとこは下るとハッキリしている山行も好きです。
更に頂上の展望、期待しないほうが良いと雑誌に書いてあったのですが
そんな事はなく、奥多摩の山々、富士山が拝めてとても良かったです。
今回は日が暮れる前に下山出来たので、前回の反省は活かせましたが
コースタイムで見るとまだまだ遅れ気味…
競技ではありませんが、物理的に行ける山が限られてしまうのは勿体ないので
ある程度コースタイムは意識しつつ、されど山は楽しみつつ
これからも登山を行っていきたいと思います。
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御前山山頂からの展望! pic.twitter.com/WygVgCSSEZ
— yu.xix (@xix_yu1110) 2020年12月30日