【登山】2月の鍋割山で名物を頂く
2月終盤に神奈川県の鍋割山に登ってきました。
少しブログに慣れてきたので今回はインデックスを使ってみようと思います。
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鍋割山に登るキッカケ
2019年12月に丹沢大山に登った時、私はまだYAMAPをやっていなかったのですが、
友人がやっていて丹沢ハイカーのバッジ獲得フラグを立てていました。
友人と二人してバッジが欲しくなってしまったので、まんまとYAMAPさんの策略に嵌りました(笑
塔ノ岳は春に登るとして…丁度良さそうな山が鍋割山でした。
標高は1272m。登山口から約1000m登る事になります。
ネットでの難易度検索をしても初級から中級というサイトを良くお見かけするのでトライしてみる事にしました。
鍋割山と言えば山頂で頂く名物鍋焼うどんだそうで、これは頂かねば!と気合が入ります。
現在はYAMAPをやっておりますので、フォローして頂けるとすごく嬉しいです!
鍋割山荘について
そんな美味しいと言われる鍋焼きうどんを提供して下さる鍋割山荘の営業内容は2019年に変更があったようなので、詳しくは鍋割山荘HPよりご確認下さい。
営業日、営業時間に関しては、
・定休日は月曜と金曜
・月曜が祝日の場合は火曜がお休み
・金曜が祝日の場合は木曜がお休み
・大晦日を除いて宿泊サービスは停止
・13時にはオーダーストップ
となっているようですので、鍋焼きうどんが目的の方は事前にチェックしてみて下さい。
今回の計画とルート、使用する交通機関について
今回の計画は日帰りで、8時登山開始/16時には下山予定。
大倉登山口から後沢乗越経由で鍋割山山頂、小丸尾根から下山するルートです。
最寄駅が小田急線の渋沢駅、駅の北口「渋02」停留所から神奈川中央交通の大倉行きバスを利用します。
時刻表は下記を参考になさって下さい。
大倉登山口からスタート
二保までの道のり
渋沢駅から約15分で大倉バス停に到着。
私は乗り物酔いが酷い方なので乗車時間が短くて大変助かります…
大倉バス停着後、後沢乗越ルートだと山頂までトイレがないので気を付けてください。
バス停からは柑橘類の木が多い印象のある住宅地を歩き、登山口へ。
住宅地内にも標識があるので迷わないと思います。
動物の侵入阻止ネットを通過し林道をひたすら歩いて行きます。
前日の雨で湿度が高く、もやがかって幻想的な森の中を歩けました。
初心者という事もあり元々コースタイムはあまり意識していないのですが、
最初の森の景色がとても綺麗で写真や動画を撮りまくってしまい最初から時間をロスしてしまいました^^;
その割に動画で使ったのが5秒もない悲しさ…
二俣まで約4キロの森林を歩きます。
登山道的な傾斜はなく平坦な道をどんどん進みます。
途中、雪の被った山頂の風景を見る事がありました。
友人「おーすごいね」
私「すごいねー…まぁさすがに(あれは鍋割山と)違うんじゃない?」
私達は鍋割山はあの手前にあるんじゃない?と疑いもしなかったのです。
沢沿いの道を暫く歩くと二俣に到着です。
二俣から後沢乗越まで
二俣からは沢をいくつか越える事になります。
昨年(2019年)の台風で沢に架かる木の橋が流されたようですが、早々に復旧されたようです。
道中、後沢乗越と小丸尾根の分岐があります。
小丸尾根分岐の方は遭難が多い道なので危険ですという看板が…
帰りは小丸尾根を下りて来ようとしているので不安が過ります。
少し歩くと開けた河原から例の雪を被った山が少しだけ近くなっているのが見えたのですが
まだ我々はあの山の手前に鍋割山があると思い込んでいました。
更に進むと水運びのボランティア用のペットボトルが置いてある沢にでます。
この沢を越えると緩やかだった道が一気に登山道になっていきます。
上記写真の石垣部分まで登ると「ほんとにここ登山道??」と思うような道に出るのですが…
写真奥に進むとすぐに鍋割山への標識が現れます。
木の根っ子が自然の階段のようになっているので登りにくくはないですが、ひたすら登りになります。
登りながらも針葉樹の緑と晴天の青のコントラストの美しさにテンションが上がります!
後沢乗越までこのような林道を歩きます。
後沢乗越から山頂まで
登山開始から2時間20分。後沢乗越に到着しました。
(このタイムは多分遅いと思います…写真や動画撮りすぎました^^;)
後沢乗越に到達すると箱根、山梨方面の景色が広がります。
そして目の前には…
ガッツリとした登りが…!!!!
これはさぞ山頂も近かろうと。勝手に思い込みますがここから山頂までは1.7km。
根気よく行きましょう。
高度が上がるにつれ徐々に気温が落ちてきたように感じましたが、ガッツリとした登りのために汗が出始めたので上着を脱ぎます。
…と不注意でたためるタイプのインナーダウンが落ちた!!!!
幸い九十九折りのすぐ下の段に落ちていた木の枝でストップしましたが、後続に人がいたら危険ですよね…反省…
息を切らしながら登って登って…ふと横を見ると
最初にみた雪を被った山がもうすぐそこにあるじゃないですか…
結局鍋割山は最初見た山の辺りまで登ることになります。
ということは…
雪出現!!
見た目でも分かると思いますが、非常に薄らと。。。
それでも雰囲気がガラッと変わり、雪景色を楽しみながら山頂を目指します。
上記写真のような登りが出てきたら山頂はもうすぐ…ではありませんでした!
この写真に似た登りが何度も出現し、登り切っては頂上はまだか!!!!状態に(笑
ソーラーパネルが見えたらそこがゴールです。
鍋割山山頂に到着
頂上到着!後沢乗越から45分ほどかかりました。
鍋割山荘がお出迎え。
鍋割山荘・鍋焼きうどん¥1500の文字が!!
万が一鍋焼きうどんが品切れだった時の事を考えて昼食は持参していたのですが
鍋焼きうどんを食べるしかない!!!
本日の主役・鍋焼きうどん
このロケーションに
この鍋焼きうどん!!!
この時タイムラプスを撮っていたため友人が撮ってくれていた鍋焼きうどんを拝借。。。
この味は名物とされて当然な美味さ。
この鍋焼きうどんのために登れるレベルです。
今回、山頂到着が11時半だったのですが、平日だったため余裕で注文が出来ました。
これが休日だったらと思うと…うどんが目当ての方は早い時間からの登山開始が必要かもしれません。
たっぷり1時間半も休憩したので13時から小丸を目指します。
小丸を経由して下山すると途中トイレはないのでお気を付けください。
鍋割山山頂を出発して小丸へ。下山開始かと思いきや…
小丸へ向けて出発すると、どう考えても朝に二俣の河原で見たあの雪の山の方角。
何を隠そう、あの雪の山の一角は小丸だったのです。
ここにきてやっと現実を受け入れます。
稜線上に出ると風が非常に強く吹き付けます。
鍋割山までは平気だった体感温度もここでは流石に寒くなりました。
インナーダウンは脱ぎましたがハードシェルは着たまま小丸を目指します。
すぐに下りが現れ、すぐに登り…あれ?
もしかして小丸って鍋割山より標高高くない…?
普通に鍋割山を見下ろしてましたw
後から調べると小丸の標高は1341mで鍋割山よりも高い位置にありました。
小丸分岐
鍋割山山頂を出て約20分で小丸に到達します。
途中、塔ノ岳の尊仏山荘が良く見えます。目立ってます、尊仏山荘。
春になったら塔ノ岳に登るんだ…
小丸分岐には標識があるのですが、二俣方面の標識が取れて地面に落ちてました。
秦野方面を見ると、二俣分岐辺りで見た遭難が多いです看板が。
ここから小丸尾根に入ります。
小丸尾根から下山
ここからは完全に下山モード。
鍋割山より標高が高いうえかなり開けているので展望もよし。
元々午後から曇りの予報だったので雲が多くなってきました。
こちらは県の管理下ではないルートだそうで、標識も非常に少ないです。
このため道迷いが多いそうなので、遭難の多い道という事で気を引き締めて下ります。
とは言ったものの、尾根道は人が歩いた跡で道になっており基本迷うことはなさそうですが…油断大敵。
途中、尾根を外れてしまいそうな箇所があったので冷静に周りを見てその先が道になっているかを確認してから進みました。
標高が下がるにつれ林道が増えます。
私はまだ大倉尾根、通称バカ尾根を歩いた事はないのですが、
小丸尾根も相当な下りっぷり…ブレーキをかけながら下るので足の親指の付け根が痛くなってました^^;
もしかして途中に小屋がない分、小丸尾根の方がキツい…?
次は大倉尾根から登ってみたいと思います。
逆に登ってこられる方は相当な登りっぷりになりますが、振り返った時に見た急坂感はすごかった…
二俣に近づいてくると1回の折り返しが長い九十九折りに出くわします。
そのまま直滑降したくなりましたが痛い目を見るのは明らかなので素直に九十九折りを歩きます。
九十九折りを過ぎて暫くすると道が開けて、所によっては整備された階段になっている道が出てきます。
ここまでくれば二俣はもうすぐです。
二俣から大倉バス停へ
二俣から大倉バス停まで平坦な道を4キロほど歩きます。
下山後に更に4キロ歩く事になるのをすっかり忘れていました。
途中、初の野生動物ニホンカモシカに遭遇。
彼(彼女?)は我々を警戒してかじっとこちらを見つめてピクリともしませんでした。
ガッツリと4キロ歩き大倉バス停に到着。
運が良い事に割とすぐにバスが来たので乗車して渋沢駅へ。
私はバスの中で速攻眠りに落ちました…
総括
鍋割山登山は以前の大山、奥高尾に比べると山を登っている感がありました。
以前のブログはこちら。
なんといっても今まで登った山よりも富士山が近く見えたことと
鍋割山荘で頂く鍋焼きうどん!!これに尽きます。
鍋焼きうどんのためにまた登りたい…
小丸尾根からの下山も気を付けていれば問題ないと思いますが、雪が積もっていたりすると更に道を見失いやすくなるかもしれないのでどちらにせよ注意は必要だと思います。
前回の反省を活かしたところ
前回の反省(奥高尾縦走時)を活かして気を付けた事が2点。
- 体感温度に合わせて衣類の調節をする
- アクションカムの持ち方
この2点。
衣類に調整は非常にうまく出来ました。
アンダーが濡れていると感じるような汗のかき方はせず、寒い時には即ハードシェル投入。
経験を活かせるって素晴らしい。。。
アクションカムの持ち方については
前回、前半はリュックに固定、後半はミニ三脚に固定して手持ちを試して
手持ちの方が良く撮れていたので今回も試してみました。
しかし
手持ち三脚を忘れるという失態…
男らしくアクションカムをガッと手で持って撮影です。
しかしこれが良かった。
あとから動画を確認してみると前回よりもブレが少なく安定していました。
録画していない時はアクションカムをサコッシュに入れて持ち歩きしていました。
このアクセスの良さも〇でした。
今回の山行の動画もアップしておりますので、是非ご覧頂ければと思います。