山を記録する+α

アウトドア関連と写真・動画の記録

【登山】初めての八ヶ岳~晩秋の天狗岳~

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ブログをご覧いただきありがとうございます!

例の感染症がやたらと流行って2021年もあまりお出かけ出来ず…

気付けばまた1年ブログを放置していたままでした。

2022年はもう少しコンテンツを増やす事を目標にしたいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

さて、緊急事態宣言が解除された2021年11月、初めて八ヶ岳へ行ってきた事を書きたいと思います。

初めての八ヶ岳

縁あって長野県には何度も訪れていて、その度に車窓から八ヶ岳を眺めてきたのですが、自分の登山レベル的にまだ憧れの域を出ない山でした。

しかしコロナによってどんどん時間が削られていく中で憧れのままで終わってしまうのでは?というちょっとした焦りも生まれ始めました。

なかなか登山に行けない中で「次に緊急事態宣言が明けたら八ヶ岳に行く」が私の目標になっていました。

今回のルート

今回は八ヶ岳の中でも初心者向けと言われている天狗岳に登りました。

唐沢鉱泉から日帰りの周回ルートになります。

 

唐沢鉱泉→黒百合ヒュッテ→中山峠→東天狗岳→西天狗岳→西尾根→唐沢鉱泉

 

実は出発後、西尾根方面に向かう予定が黒百合平方面へ向かってしまいました^^;

標高は東天狗岳が2640m、西天狗岳が2646mになります。

当然私の登山経験の中では最高峰になります。

Yamapにルートの履歴がありますので何かの参考になれば幸いです。

yamap.com

今回の動画

懲りずに参考記録を動画にまとめてみました。


www.youtube.com

今回はソロだったので動画の撮り方を工夫してみました。

いちいち三脚を立てて撮ったので大変でした笑

宜しければ是非ご覧いただければ幸いです。

登山スタート

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唐沢鉱泉

午前7時半に唐沢鉱泉をスタート。

前述通り、西尾根に向かうつもりが

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綺麗な源泉に夢中になってすっかりルートを間違えてしまいました。

ついでに動画だ写真だに気をとられて時間まで奪われる始末。

先が思いやられます。

八ヶ岳名物?苔むした山道

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めいぶつ 

八ヶ岳の苔はネットやyoutubeで見て有名な事は知っていたのですが

いざ登り始めると本当に苔が多くてびっくり。

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最初は若干暗い登山道だったのですが、

日が高くなるにつれて晴天にも恵まれ光と苔のコラボレーションを満喫しながら登って行きます。

高度を上げるにつれ大きな岩がゴロゴロし始めます。

渋の湯分岐から黒百合ヒュッテへ

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9時17分頃、渋の湯分岐に到着。

山と高原地図のコースタイムからは既に40分遅れ笑

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こんな景色がそこらにあって写真動画捗って捗って全然全前に進まない。

ここら辺からちょいちょい雪が出てきました。

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大きな岩の上をひょいひょいと歩きながら軽快に進みます。

徐々に青空が多くなってきたら黒百合ヒュッテはもうすぐ、という感じでした。

黒百合ヒュッテとアクシデント

黒百合ヒュッテに到着したのが10時ちょっと過ぎ。

渋の湯分岐から黒百合ヒュッテまでのコースタイムが1時間だったので15分ほど巻いて到着したようでした。

しかしアクシデントが。

ここまで気付かなかったのですが、ヒュッテ到着を録画していた時カメラのバッテリーがほぼ無くなっているのに気付きました。

え、初めての八ヶ岳でここから先の動画・写真取れないの…?

そんなに道草食って撮影しまくってたの…?

でもおかしいのです、メモリーカードの容量は全然余裕。

そしてヒュッテ正面を録画してた時にバッテリーが落ちてしまいました。

仕方がないからここからはスマホか…

名物のビーフシチュー

バッテリー切れにショックを受けつつ、ここにくるまでに強烈にお腹が空いてしまい。偶然とはすごいもので、ヒュッテの開店も10時。

これは名物のビーフシチューを頂くしかないでしょう。

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ヒュッテ内の飲食スペース。後ろには物販があります。

ビーフシチューが出来るのを待つ間物販を見ていたのですが、黒百合ヒュッテ限定のナルゲンボトルやEARTHWELLのボトルが売ってました。

私は何故かケチって買わずに来てしまい、下山後ものすごく後悔しました…

これのためにまた来るぞ黒百合ヒュッテ。

そうこうしてる間にビーフシチュー到着。

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もう何もかもが美味しかったです。(語彙力

もはや言葉はいらない。これのためにまた来れるレベル。

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カフェ・チョコレートリリィ

黒百合ヒュッテ出発、東天狗岳

バッチリ1時間休憩してしまって出発は11時に。

その間モバイルバッテリーでカメラを充電していたおかげかカメラ復活。

スリバチ池も捨て難かったのですが、稜線からの景色を堪能したかったので中山峠方面から登ります。

ヒュッテから中山峠まで木道があってすぐに到着。景色が開けて小海町方面がすごくよく見渡せました。

天狗岳も見えてきました。

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どんどん岩の大きさが大きくなってきて、岩場も増えてきました。

日陰になっているところには雪が残っていて慎重に慎重に登りました。

しかしそこを登った先には

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絶景

絶景が待っていました。

と共に非常に風が強くなりました。これが八ヶ岳の強風か…

しかしこの絶景は序の口。

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本格的な岩場は初めてでしたが手足を使って登っていくのはすごく楽しかった…

ちょいちょいすぐ左は崖、みたいな個所もあって慎重に進んでいきます。

ぐんぐん高度を上げていくともう絶景しかありません。

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北八ヶ岳

この視界が開けた感じ。最高…!

蓼科山縞枯山、北横岳。さっきまでいた黒百合ヒュッテと別ルートで通れなかったスリバチ池も。

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こちらは北アルプス方面。小さくて分かりづらいですが槍ヶ岳も見えました。

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こっちを見れば浅間山方面。

あれ、素敵過ぎね…?

こんな素敵な景色を目前にしていたら強風による寒さなど気にならなくなっていました。

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天狗の鼻が見えてきました。山頂はもうすぐ。

自分も勘違いしたのですが、天狗の鼻は山頂ではないため、分岐個所っぽく見えるところで直登しないよう気を付けたほうがよいです。

ルートは一度緩く下って登るルートになります。

大きな岩がゴロゴロしている最後の登りで東天狗岳山頂です。

天狗岳山頂

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12時26分、東天狗岳山頂到着!コースタイム通り。

山頂は更に360°の絶景。

北アルプス方面や浅間山方面はもちろんですが

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やはりこちら。大迫力の南八ヶ岳!!

山頂にいらっしゃった夫婦、硫黄岳までの縦走をされるそうでその途中の根石岳で宿泊されるとか。すごく親切に色々お話を聞かせて頂きました!ありがとうございました。

そんな宿泊しながらの八ヶ岳縦走を夢に見ながら吹き付ける強風の東天狗岳山頂を後にします。

目指すは西天狗岳

天狗岳から西天狗岳

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天狗岳山頂から見た西天狗岳山頂。

次はあちらの山頂に向かいます。

割と石砂メインの足場を下りながらコル部分を目指します。

コル部分は今までの強風が嘘のように風がなく穏やかでした。

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コル部分から見た東天狗岳

コル部分からの登りは非常にシンプルで岩の上や隙間をガッツリ登って行きます。

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ここを登り切れば西天狗岳山頂です。

西天狗岳山頂

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13時19分、西天狗岳山頂到着です。
東天狗から西天狗は大体20分くらいな模様。

天狗岳と同じく南八ヶ岳の展望が最高オブ最高です。

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西天狗岳からみた東天狗岳

写真を撮り忘れたため動画内にしかないのですが、西天狗岳山頂は茅野市街が見渡せてこちらもとても良い景色。

ここでちょっと休憩して下山に入ります。

西尾根から唐沢鉱泉

14時ちょい前からいざ下山!と思ったらすぐにこれ。

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絶景なのですが…

降るはずなのにすぐ下が見えない…

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こんな感じの岩場の下り。急坂です。こっちから登ってこなくて良かったと思ってしまいましたが実際どうなんでしょう?

両手も使いながらリズムよく下っていきます。

途中、ケストレル38のストックホルダーに引っかけてた三脚が何度も落ちてしまいました。

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岩場を下りきって山頂を見上げた時の図。

こっちから登るのは岩をガンガン登って行くことになるのでこれはこれで楽しそう。

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岩場の先は樹林帯になり、日陰であるせいかまた雪が出現。

注意しながら下っていきますが、岩場を下って来たダメージが。。。

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降ったらまた登る登山界の常識。

西尾根は大きな岩はそこまでない感じです。

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西尾根からみた西天狗岳

山と高原地図に記載のあるコースタイムだと西天狗から第一展望台までが40分みたいなのですがどうなんでしょ。

第二から第一展望台までのコースタイムが書かれていないので多分そうなんでしょう。

というわけで第二展望台到着。

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これまた絶景。14時33分着。

硫黄岳から延びる尾根が美しい。

こちらではほぼ休憩せず第一展望台を目指します。

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ずっと空が綺麗

第一展望台までは割と眺めの良い尾根道を歩いて行きます。

15時前には第一展望台に到着。

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首が痛くなりそうな看板ですがデフォでこちらの角度。

コースタイム的には20分くらい遅れての到着。

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第一展望台からみた南八ヶ岳

第二や山頂よりも尾根道がよく見えますね。

西尾根から登ってきたら南八ヶ岳の山頂も近くなる感じがして楽しそう。

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茅野方面

茅野市方面もすごくよく開けていて、奥の方に見えるのは中央アルプス御嶽山でしょうか。次からはAR山ナビを入れて持っていこう。
ちょっと補給休憩をして唐沢鉱泉を目指します。

コースタイムはここから1時間半くらい。普通に下れば夕暮れには間に合います。

第一展望台からは完全に樹林帯の中を進んでいきます。あまり空も見えないくらい木々が高くなってきました。

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形が面白かった木

途中、疲れていたのか暗かったからなのか…

木を動物に見間違えて一瞬ビビって止まりました笑

しかし少し進んだだけで

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形が怖かった木

あれはなんだ…とガチめに訝しんで止まった木。なんかゾンビがはいつくばってるように見えたんですよね…

きっと疲れてたんでしょう。

唐沢鉱泉からの下りは九十九折り。

途中大きな岩が埋まってたりしました。日がだんだんと落ちてきた…

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写真でははっきりしてるのですが、動画内にあったように唐沢鉱泉手前では樹木が高いこともあってかすごく暗くなってました。動画見辛い部分があって申し訳ございません。

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16時38分、唐沢鉱泉到着です。第一展望台からは少し巻いて到着。

山に隠れてましたが夕日がものすごく綺麗でした…

今度は黒百合ヒュッテに宿泊して夕暮れや星空を撮りたいものです。

お疲れ山でした!

α6400のバッテリーの件

中途半端に触れたα6400が開始2時間程度でバッテリー切れになっていた件。

黒百合ヒュッテで残量0でシャットダウンした時のショックはかなり大きかったです…

しかもUSBケーブルを確か持ってきてないのでモバイルバッテリーで充電も出来ない…終わった…とショックのダブルコンボ。

しかし何かと準備が良い(?)私。

なんどカメラ用品のガジェットポーチに短いUSBケーブルを忍ばせておりました。

これにより黒百合ヒュッテでの休憩中に充電が出来たのでした。

最初は電源を入れっぱなしだったのかなと思ったのですが、よく考えればタイムラプス等を撮らない時は自動で電源落とす設定になっていたはず。

うーん…と頭を悩ませつつ山頂を目指していたのですが、山頂手前でまたも同じ症状が。

直前まで50%程度まで残っていたバッテリーが急なシャットダウン。

これは何かがおかしい…

結局モバイルバッテリーを繋ぐ事で復活したので都度給電する方法で事なきを得ました。

原因が寒さにあったのか、他の不具合・そこまで使用歴は長くないですが経年によるものなのかイマイチ分からないですが、この症状が出たのは初めてでした。

とにかくUSBケーブルとモバイルバッテリー持っておいて良かった…

出来れば替えのバッテリーを検討したいところです。

まとめ 装備・機材関連編

今回は寒さもとくに気にならず、かなり良い内容で登山が出来たかなと。

ミレーのブリーザーライトジャケットが風も防ぎ程よく体温も維持し、汗も発散させるという非常に良い仕事をしてくれました。

余談ですが、上がオレンジ・下がグリーンという超絶配色の私の登山スタイルをどうにかしたいです。

 

カメラ装備系では三脚ですね…面倒くさがってケストレル38のストックホルダーに引っかけて持ち歩いていたのですが、下山中に何度も落としてしまい…

原因としてはステーの部分があるせいで頭の部分までホルダーに引っかからなった事に加えて雲台が重く重心が前よりになると落ちてしまう、というものでした。

 

実は帰宅後楽天のセールがありleofotoのレンジャーシリーズLS-224C+LH-25がポイント倍率が非常に良くなっていた事もあって購入してしまいました。

こちらはステーがないうえ、雲台も軽いので重心が前にいきにくいはず。

登山系youtuberのJINさんもおススメされていたのを見て気になっていたので買ってしまいました笑

まとめ 山行編

初めての八ヶ岳天狗岳周回を日帰りで登り切りました。

苔、岩、森林限界からの展望、山頂からのパノラマとどれをとっても素敵過ぎる景色で日頃の疲れが癒されました。

もとい、久しぶりの登山。体力的に全く問題なかった事も収穫でした。

 

天狗岳へは渋の湯登山口からや白駒池方面から、南八ヶ岳からの縦走など様々な到達方法があるようですが、日帰りで東も西も満喫するなら唐沢鉱泉からの周回コースが色んな景色がみれてよいのではないでしょうか。

 

もともと健脚ではないうえに写真だ動画だでコースタイムからかなり外れるかな…と思っていたのですが案外外れなかったのは休憩を多めにとっていたからですかね。休憩の総時間が2時間半くらいありましたので…笑

いいんです、これくらいのペースで!

おかげで黒百合ヒュッテの開店にも間に合った(?)ですし。

 

次、八ヶ岳に登る時は赤岳を目指したいです。

購入から未だに未使用のテントを背負って…!!

それまでは東京・神奈川の山に登ってトレーニングですね。

 

SNSもやってますので宜しければ覗いてやってください。

 
 
 
 
 
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